せつない気持ちを綴った恋愛小説
--.--.--
Ads by Google
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | CM(-) | TB(-) | PAGETOP
2008.01.09
Vol.13 初潮
 中学二年生の春、私の身体に異変が訪れました。初潮です。小学校の高学年のときから、保健体育の授業で「生理」については習っていたので、初潮について特にこれと言った不安はありませんでした。ママは「おめでたいことよ」そう言って、ママの使っている生理用品を私にくれました。私はママから、生理用品のつけ方や取り替え時期など、細々としたことを教えてもらっているうち、おばあさんになるまで生理と付き合うことを考え、それだけでうんざりしてしまいました。けれどお赤飯を炊いて喜ぶ両親には、そんな顔色一つ見せず、お祝いされて嬉しいフリをしてみせました。幼稚園や小学生の頃に比べると、お人形になっていることの抵抗感や辛さは一変し、お人形になっている私が人間界で生きる私のあるべき姿だと思うようになっていたのです。私にとって生理とは「大人の女性の仲間入り」「子どもを産める身体」という概念しかありませんでした。それが一体どれ程の価値を持つものなのか、そしてまた大人の女性が、生理という代償の代わりにどれ程の充足を得ているのか、私は疑問に思いました。少なくとも、私は子供でいる方が有り難かったのです。大人のジャングルへ解き放たれ、野獣の男が待ち受ける世界で、女の身体を自己防衛して生きる苦労を考える年頃になったとは不幸としかいいようがありません。

小説ランキングに参加しています。更新していく励みになっていますので、クリックして頂けますようお願い致します
太陽ナデシコ | CM(1) | TB(0) | PAGETOP

★COMMENT

このコメントは管理者の承認待ちです
2008.12.18 | posted by - | URL | EDIT |

★ COMMENT POST









管理人にのみ表示



★ TRACKBACK URL


FC2blogユーザーはここをクリックでTBできます。

★ TRACKBACK